いざ債務整理を実行するとなると、債務者にとってメリットが大きいのは勿論のこと、実際にはデメリットも伴います。
最初にメリットを挙げてみると、やはり債務の返済がご自身の状況に応じた範囲におさまり、金銭的な負担が軽減されるだけではなく、気持ちの上でも負担が軽くなることが大きいでしょう。
債務整理前には毎月無理をして返済に駆け回っていたので、身の丈に合った額を返せば良くなりますから、状況が切迫することなく、借金を着実に減らしていくことができます。債務者の状況次第では、利息の再計算によって債務がゼロになるケースもあるぐらいですから。
それに債務整理の手続きを開始した時点で、借りいれ先の金融業者は返済請求行為を禁じられます。取立ての禁止は法律で定められていますから、返済請求を目的とした訪問や電話などは一切ストップし、平穏な日常を取り戻すことが可能です。つまり、返済のことしか頭になく、返済の為に駆けずり回るような生活から抜け出し、借金を背負う前の自分に戻れるということです。
ただ、そのようなメリットだけではなく、債務整理にはデメリットも出てきます。多重債務者が債務整理をした、ということは法的に債権者から免責を得られているこということなので、それに対する代償はどうしても免れません。お金を貸し付けたりローンを組む際、各金融機関及び金融業者は申込者の審査を行い、個人情報機関で対象者の過去の借入返済情報を調べます。この審査の際、債務整理の事実が過去の情報として残っていると、申し込んでも承諾される可能性はほぼゼロです。
ただし、ローン やキャッシング の申し込みが一生できなくなる、というわけではありません。多重債務者が行った債務整理の内容にもよりますが、履歴が残って融資やクレジットが難しくなる状態は、最長でも10年ぐらいでしょうか。